それは、ある晴れた春の日のこと。1本のかかってきた電話は、名前を聞いたことのない男性から。素朴な感じだけれど、なんとなくおしゃべり好きそうなそんな感じ。聞けば、群馬県の山奥でチーズ工房をやっているJさんです。ガラス作家のNさんが、私宛にチーズを送るよう注文してくださったのだそう。以前、鉄で作品の一部を作ってあげた(といっても、お金はきちんといただいているので甚だ恐縮ですが)、そのお礼だということをNさん本人から聞いたのは後日のこと。飲み助の私なら、チーズは好きに違いないと (^-^)。
発送をすべきチーズの食べ頃時期が、ちょうどゴールデンウィークの最中だったので、留守にしていないかわざわざ確認のお電話をしてくださったのでした。
でも、なんだか妙に私の住所に興味を持っています。聞けば、Jさんの実家がすぐ近所とのこと。まだお母さまが住んでいて、時々こちらに来るのだそう。どの辺ですか?お互いの家の位置を確認して「えーっ!」。私が住んでいる地域のこの一帯はJさん一族のゆかりの土地だそう。昔の様子をとてもよくご存じです。なんで、今チーズ工房が群馬にあるのか興味津々の私。すると、Jさんは実は彫刻家なのだと告白。「えーっ!」驚く私。だって私は鍛冶屋ですよー。「えーっ!」Jさんだってびっくり。さらに私が続けます。夫は渋川の出身なので、そちらに行く機会はありますよ。とか。なんで、チーズを作っているんですか?とか。彫刻の工房を作るために移住し、生計のためにチーズを作り始めたんです、とか。もろもろ。お互い、なんだか不思議な巡り合わせに驚きっぱなしです。
テレビドラマのように、画面を2分割して、受話器のあっちとこっちを同時に観察したら、さぞや面白い映像だったに違いありません。受話器を握りしめ、交互に「えーっ!」を連発しあっていたのですから。
もう、好奇心を刺激されまくりの私。絶対、会いに行こう。
という訳で、それは9月、ちょうど今から1ヶ月前くらいのこと、チーズを作る彫刻家に会いにゆくという私の欲求は成就したのでした(^-^)。
確かに山奥。たまたまものすごい霧の日で迷子になりそうになりながら到着。今年は半端でなくよく出るという熊に襲われなくてよかった。うわぁ〜。家の周りに彫刻がごーろごーろ転がってる〜。期待を裏切らず饒舌なJさん。年の頃は私の父親くらいでしょうか。もう、びっくりしちゃったのは、彫刻たって、自分で鋳造までしちゃうってこと。設備、技術、知識などなど、これはもうたいへんなことなのです。普通は、職人さんにやってもらうことですが、自分でやっちゃうんだって!しかも仰天したのは、それが独学だってことです。すごいなぁ。神様は2物も3物も与えちゃうんだなぁ。聞けば、チーズも独学だって。ただ者じゃないぞ。話していて気づいたのは、学者肌というか、研究好きなんですね ぇJさんは。失敗の原因の追及がすごい。探偵さんにもなれると思います。ちなみにJさんの作るチーズには、有名人のファンだっているんだから(^-^)
いやぁすごいすごい。なんとまぁ共通の知り合いがいることも発覚。
ところで、チーズは、山羊に限定です。Jさんのコピーを転用するならば、「赤城山で、かなりわがままに育った山羊のミルクで作ったナチュラルチーズです」。
フレッシュ(←クリームというか、固形になっていなもの)、灰付け(←これ秀逸)、白カビ、青かび(←名前忘れたけど、すごい絶品のがあった!)、いろんな種類をあれこれ味見させていただきながら話は尽きません。手作りのブルーベリージャムや、これまた自家製のはちみつをかけたりしながら、おいしいおいしい(^o^)。ワインが欲しい〜。
奥さまがまた、ちゃきちゃきとした感じの、なんでもやっちゃうタイプの方。チーズ料理のレシピもプロ並みです。パッチワークキルトだって作っちゃいます。素敵なご夫婦でした。
結局、チーズを何種類かと、蜂蜜を買って帰りました。今度はぜひ秋に遊びに来てくださいと言われました。キノコがすごいですよ、って。勢いが都会で食べるものと比べものになりませんからだって。誘惑。
山羊チーズの好きな方にはおすすめです(^-^)。ちょっと珍しいですよね、日本で山羊チーズ専門なんて。
通販もしてくれます。でも、特にパンフレット完備!とかそんな感じではありませんので、まずは予算を伝えて色々なチーズの詰め合わせをお願いして、そこから自分の好みを追求していくのも1つ方法です。それぞれのチーズには一応簡単な説明がついてきますので。パーティーの時とか大いに盛り上がること間違いなしです。
ギャルソンチーズ工房(4〜12月営業)
*山羊チーズとはちみつ(はちみつは5月末から)専門
群馬県勢多郡富士見村石井1883-33 TEL: 027-288-5590
前橋のショップでも購入できます。
ワインショップ・マルエ
前橋市千代田町2-7-11 TEL: 027-231-2003
さてと、今夜はおでんにしよっと。お気楽な夫婦、お気に入りの菊水・ふなぐちで晩酌。日曜日の夜っぽいね〜(^-^)。ちょっぴり涼しくなってきた埼玉の夜です。
写真は、現在製作中の門扉。W850xH1200〜1700の3枚組。形は見えてきたけれど道のりは遠い。。。。(;_;) 孤独な戦い(笑)
おお、チーズがあるよ〜、と聞いた記憶があるが、こちらのことだったか!残念〜。
面白い出会いでありましたね。
そして、門扉を作成中?素敵なデザインじゃない!
>75やん
ほほほ。チーズはまだ残っていてよ(^o^)
門扉は今回はちょっとアジアン・テイストです。
ここにまだ色々くっつくのでーす。
この先生、凄いですね。
http://www.suiran.com/galerie/0121.htm
門扉もステキです♪
>レオンさん
お〜すごい!見つけてしまったのですね(^o^)
(私の)地元で展示会やったり、近所の公園のモニュメントも作っていることを知ってもう1度びっくりです(^-^)
素敵な出会いですなぁ〜。
人と人をつなぐのも人なんですね!
写真の門扉すてきぢゃないですか!
できあがり楽しみ!
>うずらちゃん
ありがとう!(*^-^*)
でも、道のりはまだまだ遠いのでござるよ。がんばりまーす(^-^)
ミクシイから足跡返しでやってきました。
そしたら山羊チーズの話題。。。
大好きです。ビバ山羊。
「赤城山で、かなりわがままに育った山羊のミルクで作ったナチュラルチーズ」。かなりわがままに、のところが良いですね。
ジャムと一緒に食べる食べ方も大好きです。特に濃ーいチーズと一緒に。。。
鍛冶屋さん。すてきですね。
手に職を持つ方々とお話しするのが大好きなわたし、これからも日記楽しみにしています。
>パスティスノミさん
こんにちは(^-^)
そうですか山羊チーズがお好きですか。灰を周りにつけた黒い丸いチーズと、青かびのチーズがお薦めですよ。
灰チーズは、食べきれずについほったらかして置いたら灰の上にカビが生えてしまい「うーん」と思ったけど、中は大丈夫なはず!と思って恐る恐る食べてみたら、カビとチーズの境目の部分が物凄い美味になっていました。熟成というやつですね(*^-^*)
はじめまして。
ギャルソンチーズのk先生で検索し、たどりつきました。鉄の作家さんなのですね。
群馬県内で作品を拝見できるところとかはあるのですか?
>BECCANさん
こんにちは!(^-^)
残念ですが今のところ群馬県内では見られるところがありません。でも、(群馬はそんなに遠くありませんので)そのうち展示会をやることもあるかもしれません。その時はぜひぜひいらしてください。
よく展示会をやるのは大宮近辺です。来年の1月もやりますので、何かうまいタイミングでいらっしゃる機会がありましたら、ついでにぜひ遊びにいらしてください!(^-^)
今頃読んでます。美味しそう。山羊チーズ大好き!!!かなり羨ましい。
その方との出会いも素敵すぎ!
>nobuちゃん
のぶちゃんのグルメリストに追加しておいてください(^-^)。
それぞれ味にタイプが全然違うので楽しめまーす。